普段のお手入れ(お掃除)方法


日常的なお手入れは乾いた雑巾での乾拭きが基本です。
大量の水を含んだ雑巾を使用すると木が水分を吸収してしまい、表面の毛羽立ちや白濁、あばれの原因になりかねません。
水拭きする場合は、しっかりと絞った雑巾で拭くようにご注意ください。

日常の汚れのメンテナンス(オイル・ワックス塗装編)


【オイルやワックス塗装の建具をお使いの場合】

乾拭きや水拭きで汚れが落ちない場合には、「LOHAS OIL(ロハスオイル)クリア」がお勧めです。
自然素材100%の油性塗料で無垢材の特徴である素地の呼吸・吸放湿性を損なわずに、しっとりとした艶を出します。

2~3年に一度、撥水性がなくなったらメンテナンス時期です。
オイルでの保護効果で、撥水性・防汚効果が補完されます。

日常の汚れのメンテナンス(ウレタン塗装編)


【ウレタン塗装や合板の建具をお使いの場合】

乾拭きや水拭きで汚れが落ちない場合や、年に一度のメンテナンスには、自然素材100%の水性クリーナーワックス「米蝋(こめろう)」がお勧めです。
汚れ落としとツヤ出しを一度で済ますことができ、ペットが舐めても安心なクリーナーです。

※ウレタン塗装は表面をコーティング(塗膜)したものです。
LOHAS OIL(ロハスオイル)等の油性塗料は浸透せず、べたつきの原因となりますのでご注意ください。

→米蝋のメンテナンス塗装方法はこちら

オイルメンテナンス塗装(ロハスオイルクリア使用)


  1. 準備:塗装する面の埃、水分、油分等を取り除きます。
  2. 攪拌:ミキシングバー(または棒など)でしっかりと底の方から塗料をかき混ぜてください。
    (成分が沈殿している場合があります)
  3. 塗装:ロハスオイル(クリア)を原液のまま布(ウエス)に含ませ、木部を磨く感覚で拭いてください。
    汚れがひどいところには、スポンジ研磨材にロハスオイル(クリア)を原液のまま含ませ、傷をつけないように磨いてください。
  4. 拭き取り:木が吸収しきれず、表面に浮いた塗料を布(ウエス)で拭き取ります。
    ※拭き取りを行わないと、べたつきの原因となりますので、必ず行ってください。 ※環境に応じて、拭き取りの時間は調整してください。
  5. 乾燥(気温20℃):埃やゴミなどが付かないようにして、約24時間乾燥させてください。
    (温度、湿度により乾燥時間は変化します)
  6. 塗装後の処理:塗装後使用したコテバケ・布(ウエス)等は、自然発火の可能性があります。
    必ず水に浸すか、または焼却してください。
    コテバケ、刷毛を繰り返しご使用になる場合は、「ロハスオイル刷毛洗浄液」などできれいにお手入れをしてご使用ください。

毛羽立ちのメンテナンス


水を含んで毛羽立ってしまった場合は、ストッキングにウエスを詰め込んだもの(または2000番のサンドペーパー)で擦ると取り除く事ができます。
その後、その部分を再塗装をしてください。
ストッキングの微小な網目が毛羽立ちを取り去るのに適しています。

末長く無垢建具をお使いいただくために

水をこぼしたまま放置しますと、シミや汚れの原因となりますので速やかに拭き取ってください。
天然木材ですので、紫外線などで日焼けをしたり、自ら変色していきます(照明でも日焼けします)。

木につく汚れは木の油分を含んでいることが多いので、その油分をロハスオイルの油分で落とすことができます。
化粧品でいう、クレンジングオイルで落とす原理を利用したものです。

床のように摩擦や汚れが多い場所でなければ、2~3年はもちますが、木に水をつけて撥水性がなくなったようであればメンテナンスを行ってください。
部位を決めて少しずつ、薄く塗ることをお勧めします。

また、撥水性が持続している場合は、上から塗装するのではなく、布(ウエス)に含ませて、汚れを落としながら塗料をすり込む程度にしてください。
撥水性が持続している状態で上から塗料を重ね塗りすると、べたつきの原因となりますのでご注意ください。