よくある質問の中で補修についてお問い合わせいただくことがあります。
日頃のメンテナンスというよりは
うっかり付けてしまった傷や打痕といったものを、
どうにか直せないものか、と悩まれることが多いのだと思います。
無垢製品ならではの特性として
無塗装や植物オイル仕上げによるものの場合、
補修することが可能なんです。
無垢材は一般的な新建材と呼ばれるシート張り(表面だけ等)の構造と違い
木そのものが詰まった状態になっています。
木の繊維が詰まった状態ですが、目に見えない無数の空気の層があり
ここに水分が出入りすることができます。
水分を多く含んだ時(吸湿)は水分により膨張します。
水分を吐き出す時(放湿)は水分の喪失により収縮します。
この作用を利用し、補修していきます。
少量の水を垂らすか、水を含ませた手ぬぐいなどを当て待ちます。
その後、布の上からアイロンをかけ、5~10秒様子を見ながら
押し付けて離す作業を2・3回繰り返します。
そうすると木の繊維が膨張し、傷が目立たなくなっていきます。
補修前の例)
補修後の例)
メンテナンスに慣れたスタッフによる技術でもありますが
このように見た目上は元通りに戻っていきます。
水分量や温度、水分を当てる時間なども考慮する必要があるので
感覚的なものや慣れといったものも必要ですが、
無垢はこのように補修することもできるのです。
だから、無垢材は一生ものと言われるのですね。
その他のお手入れについてはこちらも参考にしてください。
https://lohas-material.com/products/wooden-fixtures-maintenance.html
よくある質問はこちら。
https://lohas-material.com/blog/faq/faq_cat/muku_tategu
無垢ドアを検討されている方はこちらからご検討くださいませ。
https://lohas-material.com/products/wooden-fixtures.html
OK-DEPOT外商課 フセヒロシ