床は、家の中で最も長く触れている“自然”かもしれません。
無垢フローリングは、木そのものの質感や香り、温もりをそのまま活かした素材。
合板や塩ビとは異なり、生きた木が季節とともに呼吸し、家と暮らしを調えてくれます。

春になると、無垢材がほんの少し湿気を含み、柔らかく、あたたかな手触りに。
冬の乾燥で固く感じた床が、まるで目を覚ますようにしっとりとした感触を取り戻します。
ポイント:春は軽い水拭きでホコリを落とし、表面の油分を整えるお手入れを。木目がいっそう美しく蘇ります。
湿度の高い夏でも、無垢フローリングは驚くほどベタつきにくく、さらっとした足ざわり。
木が自然に湿気を吸放出してくれるため、エアコンに頼りすぎなくても快適さが続きます。
ポイント:風通しをよくして、結露やカビを防止。天然木の呼吸を妨げない環境づくりを。
秋の低い陽射しが無垢の床に差し込むと、木目が一層深みを増し、自然の陰影が浮かび上がります。
夏に比べて空気が乾き始め、木の表面は少し締まり、足裏に“きゅっ”とした感触を覚える季節です。
ポイント:軽くLOHAS OILを塗り直すと、乾燥から守りながらツヤと深みが戻ります。
冬の朝、素足で床に触れても、無垢フローリングならひんやり感がやわらかい。
木は熱伝導率が低く、室温を保ちやすいため、体感温度が数度高く感じられます。
また、暖房や床暖房との相性も良く、やわらかな熱の伝わり方が心地よいのも特徴。
ポイント:冬は乾燥で隙間ができやすい季節。加湿器などで室内湿度を40〜60%に保つと、木にも人にもやさしい環境に。
無垢フローリングは、張った瞬間が完成ではありません。
年月とともに、家族と一緒に育っていく床です。
小さな傷や日焼けさえも味わいに変わり、世界にひとつだけの表情になります。
四季の湿気や温度の変化を受け入れながら、木が呼吸して、家が呼吸する。
それが“自然と調和する暮らし”の本当の心地よさですはないでしょうか。
ぜひ、無垢フローリングの導入をご検討ください。
OK-DEPOT 中野