こんばんは。
受注購買課の上野 正裕です。
今日は、フローリングの『実加工』についてお話ししたいと思います。
フローリングとフローリング同士の接合部に凹凸を作ったものを本実(ほんざね)加工と言い、凸側を 『雄実(おすざね)』、凹側を『雌実(めすざね)』 と呼びます。
この本実加工をする事で、板同士の接合がしやすくなり、釘が隠れるので見た目が良くなるという利点があります。また、 無垢材は乾燥した際に板の巾が縮むのですが、この加工であれば隙間から向こう側が見えないというのも利点の一つです。
さらに、フローリングの小口(短手方向)にも本実を加工することをエンドマッチ加工と言い、四つの側面に実がある事から、四方実とも言われたりします。
エンドマッチ加工をすることにより、現場での施工がさらに容易になり、施工スピードもUPし、板と板がしっかり組み合い、反りやねじれの防止に役立とともに、継ぎ目の凸凹が目立ちにくくなり、綺麗に仕上がります。
この実を、フローリングの側面のうち、3か所を雌実、1か所を雄実にする事で、このようなヘリンボーンという面白い模様になるような貼り方もできます。
ヘリンボーンとは、開きにした魚の骨に似る形状からニシン(herring)の骨(bone)が呼び名の由来です。
無垢フローリングの世界も奥が深いですよね。
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それではまた。