こんにちは
すっかり空気が乾燥し、暖房器具が手放せない季節になってきましたね。
乾燥する時期は、お肌や喉のケアだけでなく、お住まいの湿度の変化も気になるのではないでしょうか。
そんな時期に「床に小さな隙ができた」とご相談をいただくことがあります。

今回は、無垢材に起きるこのような**「隙(すき)」や「反り」**といった現象が、実は品質不良などではなく、
無垢材ならではの機能の証であることを、ご説明したいと思います。
自然素材と長く快適に付き合っていくためのヒントとして、ぜひご覧ください。
▼無垢材は「生きている」素材であるという証
無垢フローリングを検討中、またはご採用いただいたお客様から、「施工後に床に隙間が空いた」「板がわずかに反っているように見える」といったご相談をいただくことがあります。
初めて無垢材を使う方にとって、このような「動き」は品質不良ではないかと心配になるかもしれません。
しかし、これらの「動き」(隙や反り)こそが、無垢材が合板にはない優れた機能を持っている、
**「生きている証」**であり、自然素材の個性として受け入れる大切な特性です。
▼調湿作用と含水率
無垢材は、周囲の湿度に応じて空気中の水分を吸い込んだり、放出したりする**「調湿作用」**を持っています。
これは、室内の湿度を快適に保ち、カビや結露を防ぐ、自然素材の素晴らしい特性です。
多湿時: 水分を吸い込みわずかに「膨らみ」ます。
乾燥時: 水分を放出しわずかに「縮み」ます。
この木の伸縮により、特に乾燥期には板と板の間にわずかな「隙(すき)」が生じることがあります。
これは、木が正常に呼吸している証拠であり、材の水分量の変化に伴って起こる自然な現象です。
LOHASmaterialの無垢フローリングは、日本の一般的な住環境下で安定しやすいよう、含水率を10%(±2%)という基準で管理し
徹底的な乾燥処理を行っています。(この含水率は、Q&Aにて公開している弊社の品質基準です。)
この基準は、材の動きを最小限に抑え、長く快適にお使いいただくための品質となります。
▼ LOHASmaterialの樹種による傾向の違い
木の「動き」の度合いは、樹種によっても傾向が異なります。
LOHASmaterialで取り扱う主な樹種を、木材の分類と合わせてご紹介します。

上記は一般的な傾向であり、生育環境やご使用環境によって変動します。
無垢材を使う上で大切なのは、この樹種ごとの「個性」と、木材は動くものという性質を理解することです。
正しい知識を持って接することで、これらの動きも愛着へと変わっていきます。
▼正しい知識と適切な選択が愛着を生む
無垢フローリングの「隙」や「反り」は、調湿機能を発揮しているサインであり、木材の避けられない性質です。
大切なのは、木材の含水率や樹種の特性といった正しい知識を持って製品を選ぶことです。
LOHASmaterialでは、お客様のライフスタイルに最適な無垢フローリングを選んでいただけるよう、多種多様な樹種を取り揃えています。
あなたの住まいに最適な無垢フローリングを見つけるために、まずはこちらから商品ラインナップをご覧ください。
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営業購買課ヤマトミミナコ