どうも!開発課の石川です。
今回は建具の構造についてのお話です。
無垢材には大きく分けて、下記「無垢材の種類」のような構造があります。その中でも無垢の単板(ソリッド)を使用する建具や、集成材(FJL)を使用する建具、芯材を全て木材にするべた芯構造の建具などがあります。弊社で採用しているのは、集成材を使用した建具とべた芯に厚い突き板を貼った突き板仕様の建具です。※一般的に出回っているフラッシュ扉は芯材に両面から合板などを貼り付けて作る建具です。
上記2種類の構造を採用している理由は反りなどの無垢材特有の性質を緩和する為です。
木材の反りやすさ 合板<FJL<ユニ<ソリッド
?集成材には接着剤が使用されてるので、本来であれば極力接着剤を使用しない方が良いのかもしれません。ですが、現代の高気密な住宅や冷暖房を使用するライフスタイルでは、ソリッドを使用した建具の場合、どうしても反りや捩れの問題が起きてしまう可能性が高いです。そういった問題を緩和しつつ無垢の良さを最大限に活かそうと考えて辿り着いたのが厚突きの突き板建具です。無垢の味わいも楽しめて、従来の無垢のソリッド建具よりも反りにくいのが特徴です。
※突き板とは無垢材を薄くスライスした材料です。
【標準仕様】パイン、ホワイトアッシュ⇒集成材 国産杉、桐⇒突き板
※集成材仕様は特注で突き板仕様への変更も可能です。
https://www.ok-depot.jp/lohasmaterial/lohasmaterial-lineup.html