こんにちは!
流通課のウです。
本日は弊社商品簾戸を紹介したいと思います。
簾戸(すど)とは、ごく簡単に言うと簾(すだれ)をはめ込んだ建具のことで、別に夏障子とも呼ばれています。
衣類の衣替えと同様、六月になると障子や襖(ふすま)のかわりに取り替えて、暮らしを夏向きに整えます。
簾が強い光を遮ってくれるため、室内は涼しく、簾の隙間から入る風はゆるやかに吹き抜け、目にもすがすがしい風情が一層涼しさを感じさせてくれます。
中から外の景色は見えますが、外から室内は見えません。採光と通風を確保し、プライバシーも守る。
障子とはまた違った、夏の暑さと上手に付き合う知恵と、日本人ならではの情緒を感じる、世界に誇れる日本の伝統文化です。
一本の木材が、「簾戸」の木枠になるまでには、約20種類の道具と機械を使い、細かいところは全て手作業ですすめられます。
作業をすすめるうちに木の性格を知り、表情を読み取り、一番美しい枠になるように仕上げていきます。
その木枠と、職人さんによって丹念に作られた簾が組み合わさることにより、日本の伝統の建具「簾戸」ができあがります。
新潟県産の国産杉を使った木枠と、新潟県の職人によって生み出される簾。
手間隙をかけ、丁寧にものをつくりあげる「こころ」
季節によってしつらえを整え、その趣を楽しむ「こころ」
ふたつの「こころ」を繋げるお手伝いができればと思います。
「室礼(しつらい)」という言葉は、日本で生まれた言葉で、外来語ではありません。
日本の市木や年中行事を、折々に採れる野菜や自然の花木、調度品などに反映させ、室内を装飾することです。
そこには、四季を愛でる情緒や、美しい風習に感謝する日本人の「美しい暮らしの文化」が表れています。
簾戸は、百年以上持ちます。
丁寧に手入れをし、時が経って、色に深みが増した木枠や簾を、「物を大事にする」という気持ちと共に受け継いでいただけたらと考えます。
詳しくはこちらよりご覧ください。
https://www.ok-depot.jp/maker/sudo.html