塗り壁用下地クロスのLBS(ロハスバンブーシート)。
様々なクロスが世に出ていますが
塗り壁用のクロスはほとんど販売されていません。
その効用が伝わりづらいということがあるかもしれません。
その効用をまとめてみました。
仕上げが左官材(漆喰や珪藻土)になると、
その仕上げ材に合わせた下地処理が必要になります。
漆喰の場合、多くの場合はプラスター、
珪藻土の場合も専用の下地材が必要となることが多いと思います。
LBSはOK-DEPOTの左官材である、EM漆喰やEM珪藻土を前提としていますが
EM漆喰やEM珪藻土どちらの場合でも
LBSの上に一回で左官材を仕上げることができます。
下地が石膏ボードや合板など様々な場合もLBSで均一化すれば
仕上げの左官材は下処理なしで仕上げが可能です。
仕上げの左官材において、水引き(下地が水を吸い込むスピード)は
色ムラなどの影響が出やすいので気になるところです。
下地がLBSで均一化されることで
水引きも均一化されるので仕上げが安定します。
面積が大きい場合に有利な点です。
左官屋さんの下地処理にかかる時間と
クロス屋さんの下地処理にかかる時間は、大きく差があります。
目地材を処理して、下塗りを入れる左官屋さんと
目地材を処理して、クロスを貼るクロス屋さん。
左官屋さんはコテで丁寧に仕上げますが
クロス屋さんは一気にクロスを貼っていくので早いのです。
これはLBSの最大のメリットですが、
仕上げ材を綺麗に仕上げ、その状態を維持しやすい点です。
引っ張り強度は通常のクロスの約1.4倍!(平均値より)
伸びに強いので
仕上げ材のひび割れを防ぐ効果があります。
竹の成分を活かしているため
抗菌や脱臭の効果があります。
仕上げ材の効果を引き立てたり、プラスアルファの効果をもたらすことができます。
いかがでしょうか。
DIYする方も下地処理が難しいと感じたり
仕上げだけ自分たちでやりたい、と思う方もいらっしゃると思います。
その場合は、施工範囲をクロス屋さんにLBSで仕上げてもらいましょう。
色むらなどが怖い方もきっと満足いく仕上げができると思います。
LBS工法はまだまだ認知度が低いのですが
上記メリットをご理解いただければ漆喰や珪藻土の
採用の幅も拡がると思います。
是非、ご検討ください。
建材事業部 フセヒロシ