こんにちは。
今回は、無垢材の軽微な打痕や傷などの補修方法をご説明いたします。
傷などの補修が可能というのも、無垢材の特徴の1つです。
下記のようなキズも、このような状態まで補修ができます。
~before~
~after~
【用意するもの】
・コテ(家庭用アイロン)
・水
・綿棒
・ティッシュ(当て布)
・サンドペーパー♯120-150
・ペーパー用当て木(四角く力を加えても変形しないもの)
【補修方法】
①水に浸した綿棒を打痕や傷がある場所に当て、水を含ませます。
1-2分程待ち、木材が水を含んで膨張するのを待ちます。
②時間が経過したら、ティッシュや布で余計な水を拭き取ります。
③ティッシュや布をした状態で、コテ(家庭用アイロン)を当て、
膨張した凸を出来るだけ水平にしていき、乾燥させます。
※乾燥が不十分の場合、時間経過後にシミ模様として浮かんでくるため注意が必要です。
④火傷に注意し触診で湿っていないか確認し、乾燥していることを確認します。
打痕や傷が目立たなくなりますが、水を含んだ箇所の少し膨らみ、毛羽立っている状態です。
⑤サンドペーパーを当て木(四角く力を加えても変形しないもの)に巻き、
木目に沿って、膨らませた箇所をペーパー掛けします。
※掛けすぎると、他の面と比べて少し凹んでしまうため、優しく当ててかけていきます。
※ペーパー傷が付かないように注意する。
⑥補修完了です。
※1度で補修できない場合があるため、消えない場合は①-⑤を繰り返してください。
外商一課 カワハラユリカ