こんばんは。開発課の石川です。
無垢材の効果シリーズ、今回はカビやダニの抑制についてです。
木材は昔から木の種類によって抗菌、殺菌作用が働いていることが確かめられています。木は抗菌、防ダニ、防臭などの働きがある「フィトンチッド」「ヒノキチオール」「アルファピネン」「カジノール」などの成分を有するものがあり、カビなどを寄せ付けない強い抗菌力や蚊やダニ・シロアリ・ゴキブリなどに対する防虫効果なども有するものもあります。
カーペットから木質フロアーやフローリングに変えてダニが減るという事実もあり、カビやダニに対しては抗菌・調湿効果のある無垢建材がとても効果的です。
また、「木は腐る」ということは皆さんご存知かと思いますが、実は木だけでは腐る事はありません。木を腐らせるのは木材腐朽菌というものの存在があります。木材腐朽菌も他の細菌と同じで、養分、水分、温度、空気がなければ繁殖できません。そして木が腐る一番の原因は水(湿気)です。
? 雨が直接当ったりして多量の水分が含まれ、ずっと水分が抜けない場合と、? 高濃度の部屋で空気が全く流勤しない場合の2点の時に無垢床材にもカビが発生することがあります。しかし、無垢建材を使用した部屋では、日常の湿度で流動的な空気が有る空間の場合、カビが発生する事はあまりありません。それは無垢建材が呼吸するという長所があり、お部屋の空気を調湿してくれているからです。
地球環境が叫ばれる現在、腐らないビニール、腐らないプラスチック、その他の素材が環境に負荷をかけている状況です。逆に木材はまったく無公害で、利用用途が済んだ後、風化、腐れ、焼却など、どんな方法であれ構成物質は自然界にもどります。長い目でみたリサイクル物質です。末永くお付き合いできるのも、環境に対して優しいのも無垢建材ではないかと私たちは考えています。
LOHAS materialの無垢建具やフローリングをご利用いただき是非、無垢材の良さを体験してみてください。