こんばんは。開発課の石川です。
前回、カビ・ダニの抑制についてご説明させていただきましたが、その中のフィトンチッドにスポットをあててお話させていただきます。
森林浴で清清しくて心身のリフレッシュができた!という体験をされたことはないでしょうか?この効果をもたらすのが樹木が発散する芳香でフィトンチッドと呼ばれています。
植物(フィトン)が傷付くと、細菌などから身を守るために、周囲の生物を殺す(チッド)物質を出すことからフィトンチッドの名前が付いたと言われています。
他の生物に対して攻撃的に作用し、自らを防御するためのフィトンチッドは、人間にとっては有益であることが経験的によく知られており、フィトンチッドの機能を暮らしにとり入れたりもされています。
お寿司屋さんなどはフィトンチッドの宝庫で、ガラスケースの中にヒノキやサワラの葉っぱが置かれていたり、まな板や飯台、寿司をおくつけ台やつくえなどにもヒノキやサワラが使われたりします。さらにあがりのお茶はカテキン(フィトンチッドの一種)があったり、お土産にはスギ、ヒノキを薄く削って包み紙にした経木が使われています。例をあげたらたくさんあってきりが無いのですが、このように昔から木材のさまざまな効果が認められていて、いろいろなところで使われています。その元といわれているのがフィトンチッドになります。
樹種によっても効果が違うようですので、ご自分の好みに合った木材にどのような効果があるか調べてみたりするのも、面白いかもしれませんね。
LOHAS materialの無垢建具やフローリングをご利用いただき是非、無垢材の良さを体験してみてください。