こんにちは
開発課の丹野です!
暖かくなってきたので
そろそろ植林するころだな~と思い、杉森が出来るまでと言うのを
書いてみようかと(笑)
? 地ごしらえ。
簡単言うと植林する前に山の大掃除をします
冬の間に落ちた枝や枯れたつるなどを植林する場所からどける事ですね。
? 植林
植林する苗は畑で4年ほど育てられて大人の膝の高さになったら
植林が出来ます、苗を植えるコツは掘った穴の下のほうの土を根にかけてやると言う事です
植林するために持ってきた苗は根に傷が付いているので
表面近くの土をかけてしまうと、そこにいるバクテリアに
根がやられてしまうと言う事だそうです。
? 下草刈り
夏になると、雑草やツルなんかも伸びてきて苗木に絡み付き成長出来なくなってしまいます
植林してから数年間は草刈りをしてやらないといけないと言う事です。
? 除伐・ツルきり
植えてから10年もすると、枯れかかっている杉があったり、もともと山にあった木なとが育ってきて
杉の成長を邪魔してしまう可能性のある木は除伐しなければならないそうです。
? 枝打ち
これは、柱や板にした時に節の跡が出ないようにしてやると言う事です、切った場所は
これから何十年もかけて木が覆っていくそうです。
枝打ちには技術があり、ただ単に切ってはダメなんだそうです
枝の上から刃物を入れると、枝の重みで下の皮までむけてしまったり
木自体のバランスも悪くなってしまうと言う事です。
? 間伐
木が大きくなれば、森が混みますし光が入らなくなって枝が枯れてしまいます
それを防ぐために間伐して木を育てます
その間伐し木も家具や扉なんかの材料に使っています。
? 主伐
完全に育った杉になり切り倒し、材料として出荷されます。
苗木を育てるところから間伐にいくまで約20年掛かります
間伐されず、育てられた杉は材料(主伐)になるまでまだ、そこから約30年は掛かります。
全行程は約50年です!
日本にはこのように手間暇掛けた材木が沢山あります
この資源を無駄にせず大切に使っていきましょう!(笑)
こんな長文んを読んでくださった方に感謝!!
それではまた!。