こんにちは
流通課のウです。
今回、杉材の特性を簡単に説明とさせていただきます。
心材と辺材の色の差は明らかで、前者は桃色から濃赤褐色までかなり幅があり、ときには、黒くなっているものがあります。
材質は、生産地の範囲が広く、各産地における造林方法が違うため、幅広く変動しています。
杉材は、特有の芳香をもっていますが、日常それを感じるのは樽酒の木の香り、あるいは、和菓子の箱などに使用されることがあります。
年輪は、はっきりしており、肌目は粗くなっています。杉の気乾比重は0.30~0.38(平均値)~0.45で、日本産の針葉樹としては、やや軽軟といえます。
心材の保存性は中庸です。建築材(柱、板)、天井板、磨丸太、家具、器具、包装、樽、下駄、割箸(高級品もある)、造船など用途の範囲の広い木材です。
古代の住居跡からかなり大量の杉材が発見されることが多く、いかに古くからわれわれの生活に結びついていたかがわかり、いわば、日本の代表ともいえる木材です。
以下は弊社使用した杉材の風景です。