除光液をウェスのようなものに軽く含ませて、少しずつ様子を見ながらマニキュアを落してみてください。
それでもなかなか落ちないようでしたら、サンドペーパーで削り落としてから、再塗装するようになります。
いずれにしても、マニキュアがこぼれてしまった部分は色が落ちたり変色してしまうので、サンディングして再塗装が必要になります。
小さな部分でしたらそんなに目立たないかもしれませんが、再塗装をした部分はもともと塗装されていた部分と若干色が異なります。
経年変化で徐々になじんでくるとは思いますが、サンディングする範囲を少し広めにして、周りの色となじませるように塗装すると良いです。
※まったく同じ状態にまでは戻らない場合もございます。
ユニでしたらピース単位でサンディングと再塗装してあげると色の差もさほど気にならないと思います。
※施工後の経過年数によっても異なります。
《サンディングの手順》
始めは、マニキュアの残り具合などにより、150~240番程度のサンドペーパーで削り落とします。
次に240~320番程度のもので、毛羽立ちを無くし化粧磨きを行います。
※サンドぺーパーは当て木に巻いて使用します。
当て木は自分の手に合わせて、握りやすいサイズをご用意すると良いです。
また、サンドペーパーは、必ず若い番手(粗い番手)から使用するのが原則です。
下記の目安をご参照いただければと思います。
《サンドペーパー(木工用)の番手の目安》
粗 目:80~150番程度 荒削り用(粗研磨)
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中 目:180〜240番程度 中研ぎ用
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仕 上 目:240番以上 仕上研ぎ用(塗装の下地仕上)
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超 仕 上 目:400番程度 超(精密)仕上研ぎ用(必要な場合のみ)
《サンディングの仕方》
板目と同じ方向に研磨するのが基本です。
特に、粗目のサンドペーパーを使用するときは鉄則となります。
板目に対し直角に研磨すると材の表面が荒れてしまいますので、必ず板目に沿って研磨してください。
力を入れて研磨すると、材表面に凹凸が発生しやすいので、全体をフラットに仕上げるには、弱い力で何度も往復させて磨くことが基本です。
また、サンディングで削った木くずが飛散するため、ビニールシートやマスカーなどで、念入りな養生も必要となります。