断定はできませんが、キクイムシの可能性が高いです。
キクイムシの場合、どの段階で発生し、どこから来たのかについては原因特定がとても困難です。
無垢フローリングは含水率を落とす為に その製造工程で高温高圧処理する為にキクイムシの卵や幼虫は死滅します。
従って製造過程で混入する事は考えにくいですが、他に可能性として考えられるのは、
・製造後の保管中や輸送中などで移る可能性
・周囲の下地材(合板等)から移る可能性
・近辺の家具などの木質製品から移る可能性 など様々あります。
一般的にフローリングから発生するケースでは施工後に卵を産みつけられ翌年成虫が発生するといったケースが多く見られますが、あくまで可能性の話であり断定はできません。
『対応策について』
一般的にはまず発生個所を処置します。
①エアゾール系の殺虫剤を穴より噴射
②穴に瞬間接着剤を注入し、木くずと混ぜる
③接着剤硬化後に表面をサンディングする
④色合わせが必要な場合は、塗装した塗料や市販の補修材で補修をする
その後、
発生個所及び近辺で同様の穴が無いか経過観察をする。
被害が拡大する場合は⑤根本的な対策として専門機関などに相談する。
以上、キクイムシと思われる症状を確認されましたら、上記参考になさって下さい。
外渉課 荒木恵