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Q. 無塗装の状態だと反りが出ると聞きました。無塗装の状態でどのくらい置いておけますか?
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無垢材について | 室内ドア | クローゼット | インテリアウィンドウ | 収納扉 | 造作家具 | 造作材 | フローリング | 更新日:2018/12/24
Q. 無塗装の状態だと反りが出ると聞きました。無塗装の状態でどのくらい置いておけますか?
塗装しないで置いておくと反りなどが出てくるという事ですが、梱包を解かずに保管しておける場合には、塗装できるタイミングまで、梱包を解かない事が一番望ましいです。
そうでない場合には、下記の通りとなります。
- 例えば床材などに水分をこぼした場合には、水分を吸い込んでしまい、反りやねじれ、伸縮などの原因となります。また、無塗装の間は汚れがつきやすい状態となります。
オイル塗装やウレタン塗装をする事により、撥水効果や塗膜を形成し、木材への水分の侵入を防ぐことにより、それらを防ぐ事ができます。
- 木材は湿度調整機能があり、木材が置かれている環境が多湿な場合には吸湿してくれますし、湿度が低い場合には放出してくれる調湿機能があります。その事により木材自身が水分を含んだ場合には伸び、放出した場合に縮みます。
伸縮率は環境や木材によってもかなり変わってくる為、一概には言えませんが、伸縮が気になる場合には、ウレタン塗装など塗膜を形成する事により、調湿機能を止める事で、伸縮自体を軽減する事が出来ます。
また、オイル塗装の場合には、木の呼吸を妨げない事により、木が本来持っている断熱作用を活かす事が出来ますが、調湿効果を止めてしまう訳ではないので、伸縮などが起こる場合があります。
そこで、ご質問内容の「塗装までの時間」ですが、
(1)の直接的な水分や汚れに関しては、無塗装の間は、良く吸い込んでしまう為、なるべく早く、塗装処理をした方が良いという事になります。
(2)の調湿における反りや伸縮などに関しては、冬場は乾燥しているので、水分を吸い込んでしまい木材が膨らむという事は少なくなります。むしろ、木材に含まれている水分を放出し、縮む方向となります。
調湿という観点で考えると、湿度を木材が吸って木材が伸びてしまい、反りやねじれが起きるタイミングは梅雨ごろからとなります。
よって、湿度が上がってくる梅雨前までに塗装処理を行うことをお勧めしております。